こんにちは。えみきちです。
横浜の山手にはいくつかの西洋館が立ち並んでいますが、そのひとつベーリックホールは西洋館の中でも一番広大な敷地の中に建っています。
見学してみると、本当に広くて見所も沢山あり雰囲気のある邸宅はウットリしてしまいました。
この記事では実際訪れてみた邸宅の様子や詳細などご紹介したいと思います。
ベーリックホールとは?
ベーリックホールは1930年にイギリスの貿易商B.R.ベリックの邸宅として建設されました。
現在、山手の西洋館の中では最大規模となる建物となっています。
ベリックは10年ほどこの邸宅に住み、第二次世界大戦となり家族と共にカナダのバンクーバーに移住しました。
戦後、遺族によってこの邸宅は宗教法人カトリック・マリア会に寄付され、その後セント・ジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使われました。
この頃からベーリックホールと名付けられたのです。
その後、セント・ジョセフが閉校となり横浜市が寄宿舎だったベーリックホールの土地を取得し、現在は修復も終えて2002年より一般公開しています。
ベリック邸を設計したのはアメリカ人のモーガン、山手111番館や外国人墓地正門といった建物を設計した建築家で内部は英国的となっています。
ベーリックホールの外観
ベーリックホールは元町公園前通りにあります。
ベーリックホール以外にもエリスマン邸や山手234番館があり、緑あふれる素敵な公園です。
そして左手に見えるのがベーリックホール!
ベーリックホールの敷地が広大すぎて!見てください!お庭の広いこと!( ゚Д゚)
敷地全体で600坪あるそうです!
スパニッシュ様式の外観となっていて、窓も特徴的な形をしていますね。
入り口で靴からスリッパに履き替えます
そして中に入ってみると・・・
ベーリックホールの室内は?
ベーリックホールは1階にパブリックスペース、2階にプライベートスペースと分かれていて、山手の西洋館の中では珍しく子供部屋が残っています。
玄関から入ると、このドアがあまりにも素敵すぎてうっとりしながら中をちらっと見ると床は白と黒の市松模様!おしゃれ~!
館内に入ると、大きな居間があります。こちらのお部屋にはピアノを弾いてる女性がいてうっとりしました。
この居間では寄宿舎だった時はダンスパーティーも行われていたとか!
納得です!まるでベルサイユのバラに出てきそうなダンスフロアの雰囲気を醸し出してます!
この大きな居間の隣に続いてるのがパームルームと呼ばれるお部屋。休憩所にも使われていたそうです。白と黒のフロアに大きな窓!何ともお洒落でお姉さん達もくつろきながら写真を撮っていました。私も座りたかったな・・・( ´艸`)
パームルームの北側には獅子型の壁泉があります!かっこよくて思わず見とれちゃいました。なにせ自分の家では見ることが出来ないものなので(*’ω’*)w
こちらはダイニング!親子3人で食べるには大きすぎるのできっとお客様も多かったんでしょうかね?落ち着いたダイニングです。
キッチンですが現代風となっていました。
流し台は創建当時に使われていた食器洗い場を復元したものです。
すんごい大量の洗い物が出来そうですね(´ω`*)
こちらの食器棚は創建当時のものらしいです。
そして2階に上がってみました。手すりもお洒落、絨毯も貴婦人になったかのような気分になれ、歩いてるだけで気分上昇↑
廊下も長いです。壁にはベーリックホールの詳細が書かれた物が飾られています。歴史などについてはこちらで確認すると良いでしょう。
2階には4つのお部屋があります。客用寝室、主人寝室、婦人寝室、子供部屋。この各部屋にそれぞれ浴室がついてます。
まず客用寝室です。
この内壁は創建当時の色に復元をされてます。その間何度も塗り替えられたようですが素敵な色になってますよね。
そして可愛らしい窓の形に感動を覚えます。この窓はクワトレ・フォイルといって四葉と四角形が重なっていて、欧州の伝統的なスタイルのものらしいです。
こんなお部屋なら是非使いたい!←客になります!
そして浴室!この浴室もとっても素敵な色合い!
便器の蓋までウッディでお洒落!
夫人の寝室・サンポーチです。
こちらの部屋はかなり広いせいかベッドがポツンと置かれてるかのようです。
とてもセンスがいいお部屋で、やっぱり四つ葉の窓が♪目覚めた時にこの窓から差し込む光を見ると気持ちよさそうですよね。
ドレッサーもあり、横には大きな窓が光を差し込んでくれるようになってます。
ウォークインクロゼットもあります。中にはタンスが入ってました!
サンポーチです。婦人が心癒される場所として使われていたようですが、こんな空間なら間違いなく癒されますよね♪
今でもこちらのサンポーチから船の汽笛が聞こえるそうです。
素敵ですね~。
主人の寝室です。
ベリックは貿易商で横浜とロンドンを行き来していました為、この部屋は寝室ではなく書斎として表現されているようです。
子供部屋です。
ベリック氏のご子息はすでに青年だったようですが、西洋館の中で唯一子息用の子供部屋として設計されたので、あえて小さな男の子お部屋の設定にされたそうです。
この部屋を見れば、まだ幼少の男の子のお部屋なのねって分かりますよね。
小さなテーブルと椅子が可愛らしくてたまりませんでした。
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ベーリックホールの詳細
住所 | 横浜市中区山手町72 |
電話 | 045-663-5685 |
開館・閉館時間 | 9時30分~17時(7月、8月は18時まで) |
休館日 | 第2水曜日(祝日の場合はその翌日)年末年始(12月29日~1月2日) |
入館料 | 無料 |
交通アクセス |
みなとみらい線「元町中華街駅」徒歩10分 JR京浜東北・根岸線「石川町駅」徒歩15分、「桜木町駅」より神奈中バス11系統「元町公園前」下車徒歩1分 |
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まとめ
いかがでしたでしょうか?横浜山手の西洋館、最大規模のベーリックホールでした。
実際行ってみると本当に広くて、特に1階にある居間は躍りだしてしまいたくなりそうな程、素敵な空間となっています。
山手234番館とエリスマン邸がすぐ近くにあるので、洋館巡りする際は合わせて散策をおすすめします♪
それと少々離れてしまいますが外交官の家、そして私のお気に入りの洋館。ブラフ18館にも足を運んでみてください♪
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。